ききょう通信 5月17号
18年度予算を承認

 桔梗が丘まちづくり委員会の平成18年度の定期総会が4月22日、桔梗が丘公民館で開かれ、理事会が提案した活動方針と、それに伴う予算が代議員会(柏元三議長)によって承認された。18年度の重点活動として▽区長会との連携強化▽自主防災組織への積極的な参加▽3月オープンした、まちの保健室と協働して住民の健康増進の事業展開▽住民の活動に対する補助金制度の見直しーなど。また、検討課題として▽会則の見直し▽10号公園の整備▽公民館の改修▽委員会と事業所との連携▽マスタープランの見直しーなどをあけている。

 予算は一般会計が1040万余円で、収入は住民の会費90万円▽市交付金688万円▽繰越金222万余円▽積立金から繰り入れ金40万円。主な支出は住民の活動に対する補助金70万円、会員に一回200円を支払う報償費(50万円)など総務費380万円▽敬老の日の行事(200万円)など保健福祉費275万円▽環境費14万円▽教育文化費22万円▽防災安全費141万円▽広報費49万円▽夏祭りなど自治振興費105万円▽予備費54万余円。

 公民館運営の特別会計は収入が1876万余円で、9月から委員会が指定管理者となり、公民館長の給与を支払うことや、用務員廃止に伴い業務量増加により、市交付金が前年度より186万円増えた。公民館使用料は270万円を見込んでいる。支払いは人件費850万円▽光熱費(420万円)など管理費840万円▽運営費81万円▽事業費35万円など。

 ことしの総会では活動方針や、予算で活発な質疑が行われた。「活動方針はやれるものしか取り上げていない。夏祭り、敬老会は成功しているが、イベントに過ぎない。住民はもっと難しいテーマへの取り組みを求めている」「区が行う活動への補助金を見直そうとしているが、少子化で子ども会がなくなり、区が肩代わりして活動することがある。一方的に切り捨てないでほしい」など意見が出され、活動方針、予算の採決では全会一致とはならなかった。

17年度の決算

 平成17年度の決算も代議員会で承認された。一般会計は1095万余円。活動団体に対する補助金76万余円で、予算をオーバー、他の費目から流用された。また、会員が会議に出席したさい、1回200円で、ガソリン代など費用弁償する報償費42万余円が新しく決算されたのが特色。

ごあいさつ


 委員会も3年が経過し、多くの成果が得られました。しかし、課題も浮き彫りになりました。それは「自分たちのまちは自分たちでつくろう」という住民自治の確立と、地域住民の「ふれあい」「支え合い」といった共助の仕組みづくりです。

 地震などの災害時における地域の自主的な防災活動を行う自主防災組織との連携も検討しなければなりません。

 また、区長会と、当委員会は車の両輪であり、双方が連携と調整を図りつつ、行動をともにして進まなければ目標への到達は難しいと言えます。「みなさんの力を結集して住み良いまち、桔梗が丘をつくりましょう」を合言葉にさらなる取り組みの推進のため、理解と支援を、お願いします。
                     桔梗が丘まちづくり委員会会長 山崎雅章

区長さん決まる

 平成18年度の区長が決まった。21区のうち5区で入れ替わった。桔梗が丘区長会の代表区長幹事には5番町第2区の山崎雅章氏がなった。

 区長は次のみなさん。敬称略。

 1番町=城山巌▽2番町1区=南和夫▽同2区=杉山岩男▽同3区=仁科昌之▽3番町=小坂雄宏▽4番町=吉野孝司▽5番町1区=丹素之▽同2区=山崎雅章▽同3区=奥中勝也(新)▽6番町=菊池征郎▽7番町1区=百田靖弘(新)▽同2区=高槻茂夫(新)▽8番町1区=望月孝美(新)▽同2区=武仲元男▽南1区=林田成吾▽同2区=福田弘▽同3区=佐田勝彦▽西1番町=久保実▽同2345番町=筧芳彦(新)▽同6番町=福田武▽同7番町=山崎忠彦

公民館改修で要望

 桔梗が丘まちづくり委員会(山崎雅章会長)と、桔梗が丘公民館(山田得治館長)は4月12日、市に桔梗が丘公民館改修の提言書をつけた要望書を提出した。同公民館は27年がたち、老朽化や、バリアフリー化の不備で、使い勝手が悪くなっている。おまけにサークルが110もあって、年間の利用者は6万人ちかくあり、部屋の取り合いも起こっている。市は平成19年度に桔梗が丘公民館の増改修を計画しており、利用する立場から提言をまとめた。

 改修検討委員会が建築士の助言を受けながらまとめた改修案は二階にあがる階段横に定員11人のエレベーターを設置する。講堂西側に幅5メートル、長さ16メートルのギャラリーを増築し、舞台を使う人が、客席を通らなくてもステージに行くことができるようにする。ステージの裏に幅6メートル、長さ19・5メートルを増築、会議室を3室設ける。

 1階の和室をフローリングの多目的室にし、料理室の廊下をはさんだ旧管理人室を会議室兼配膳室にして独居老人の弁当の配膳作業にも利用する。事務室は2倍に拡張、外部から直接、事務室を訪れて、申し込みなど手続きができるようにする。2階は現状のまま。このほか、講堂の照明を利用者が点灯、消灯できるように講堂入り口付近に操作盤を設ける。また、空調設備の入れ替え、雨漏り防止、耐震補強も要望している。
ごみゼロキャンペーン
 まちづくり委員会環境部会は、6月4日(日)ごみゼロキャンペーンをする。午前9時、桔梗が丘公民館、桔梗が丘西のかがやきグラウンド、桔梗が丘南集会所に集合して幹線道路をゴミを拾いながら「ごみゼロ」を訴える。参加していただける方は公民館(рU5−1206)受け付けている。

 なお、小雨では行うが、荒天の場合は6月18日(日)に延期する。
富士講田池の土で花瓶を製作

 桔梗が丘公民館で活動している陶芸サークル「陶香クラブ」の有志5人(桔梗が丘に在住)が富士講田池(10号公園)の土で花瓶を製作し、このほど、七点の作品が完成した。出来あがった作品は公民館に公園整備の記念にと寄贈する。(現在は公民館ロビーの陶芸陳列棚に一時展示中)

 同池は公民館に隣接、昨秋より改修工事が始まった。年末の一時休止時に関係者の了解を得て、掘削された約3メートルの地下より土を採取し、粘土に仕上げ、作陶、乾燥、素焼、釉薬掛け、本焼きの過程をふみ完成した。

桔小に花時計

 桔梗が丘小に花時計ができあがり、3月15日、亀井利克市長、上島和久教育長らを迎え、花送り会を開いた。同校は創立35周年になり、昨年3月、記念事業を兼ねた、花時計を作ろう会(会長、南和夫・二番町1区長)が立ち上がり、校区の住民や、同窓生、PTAに寄付を募ってきた。

 寄付金は861人、団体から250万余円が集まった。管理棟前の三角地帯にレンガを積み上げ、直径6・5メートルの円形で傾斜の時計花壇を作った。時計の文字盤は12、3、6、9の数字があり、分針と時針が白、秒針が赤色で時を刻む。花壇には四色のパンジーとデイジーで校章をデザインした。六年生71人が設計に携わり、レンガ積みや、花の苗500株を植えたが、未来に向けた自分宛の手紙をタイムカプセル、二〇歳になったたら掘り出すという。

 花送り会では亀井市長が「花の小学校としてますます、発展していただきたい」と、祝辞、南会長は「地域のシンボルとして大事に育てあげ、元気をもらってください」と、あいさつ。花は五月になって株は20センチに成長した。6月にはサルビアなど夏の花に植え替える。また、ライトが午後10時ごろまで点灯、見ることができる。こんご、花時計を合言葉にさまざまな交流が期待される。

出前講義

 桔梗が丘まちづくり委員会は3月13日、桔梗が丘小学校で出前講義をした。山崎雅章会長が「桔梗が丘も団地ができて40年たち、元気がなくなってきた。3年前にまちづくり委員会ができ、住んでいる人が幸せに感じてもらえる町づくりに努力しています」と、話した。このあと、各部会長が委員会の仕組みや、やっていることを説明した。

 同校の3年生72人は総合学習で、この一年間、自分たちが住んでいる「桔梗が丘」について勉強して来た。公園や駅を探検して、障害者にとって桔梗はどんな町なのか、など調べてきた。この日は最後のしめくくりのため、委員会の講義を受けたもの。児童たちは、この日の講義から、桔梗が丘の未来図や、理想の桔梗が丘をまとめた。
わくわく科学教室5/27開講

  わくわく科学教室(公民館主催、河田泉夫講師)の18年度が5月27日から始まる。年間テーマは「科学技術新時代」。日本が開発したすばらしい科学技術を世界のため、地球のためにどのように生かすかを10回にわたって学習する。

▽5月27日・宇宙からの警告▽6月24日・バカな”よくばり人間▽7月15日・日本の目標は科学技術▽9月30日・もの作り名人の日本人▽10月28日・ロボット王国日本▽11月25日・命にかかわるバイオ技術▽1まで2月9日・エネルギー資源の挑戦▽1月27日・原子力は、宇宙エネルギー▽2月24日・すばらしいムービング技術▽3月24日宇宙船“地球号”の乗員。(いずれも土曜日午前9時30分より11時30分まで)。

 多くの小学生が参加できるようにビデオを使ってわかり易く、大人にも十分楽しめるように、また毎回完結する内容で構成、編集されているので途中参加も可能。

 問い合わせ、申し込みは桔梗が丘公民館(рU5−1206)。

防犯パトロールの情報交換

 桔梗が丘まちづくり委員会は3月4日公民館で、防犯パトロール隊の交流会を開いた。桔梗が丘では9つの番町で防犯パトロールが行われており、防犯クラブが乗用車に青色回転灯をつけて走っている。実践している40人が、隊の仕組みや、パトロールの様子を発表、情報を共有した。

 1番町は婦人会が発表。28人が4つ班のに分かれて月2回、ごみを拾いながら町内を歩く。2番町3区は週2回、三角公園に20人が集まり、一時間にわたって区内をくまなく歩く。しかし、パトロールをしなかった日に空き巣が入り、「何をやっとたんや」と、ショックを受けたという。タバコの吸い殻なども拾いながらのパトロールで、ごみが減ったことが効果だという。課題は若い人の参加。

 3番町は、桔梗が丘のトップを切って15年6月からはじめた。月2回、笛、鈴をもち、ノボリを掲げで区内を歩く。4番町は昨年4月、区内のゴルフ、ソフトボールなどの同好会の人たちが三々五々、集まって結成、70人が練習の後に黄色のジャンバーに着替えて区内を歩く。メモ帳や携帯電話など持って不備な点をチェック。5番町は3区が毎日、南小の児童の登、下校時にこどもを学校や、家に送り届けるバトロール。

 6番町は昨年11月から15人で区内を歩いている。私事優先で参加を無理強いしないことをモットーにしているという。南地区は昨年9月から21人で始めた。桔梗南小児童の安全に重点をおき、毎日下校時にPTAと協力、児童を自宅まで送って行く。8番町1区のほっと歩きたいは区民の交流を深めることに重点をおき、昼夜に実施、最近は防犯から防災にシフトして、区民の安全を守っているという。

ききょうの人
〜トライアングルの協力〜
 桔梗が丘小校長
          河内 照治さん

 大阪の中学校で3年間教鞭をとった後、三重県に移り昭和61年から6年間桔梗が丘小学校で教えていました。平成6年からの7年間は教頭として、この春からは校長として3度目の桔梗が丘小になります。

■今の桔小の印象は・・・

 子どもの様子が、昔とは元気さが違うように感じます。特徴がなくなったのでしょうかみんなが同じに見えるように思います。これは桔小だけではなく名張全体に言えることかも知れません。

 環境面では、牧野前校長のおかげで校舎の周りに季節を感じる色鮮やかな花が子どもたちの気持ちを和ませてくれています。また地域の皆さんのご協力のおかげでシンボルとなる大きな花時計も出来上がりました。

 これに限らず、日頃の地域の皆さんのご協力は大変ありがたく思っています。

■これからの目標は・・・

 子どもたちが、みんなで助け合い・励まし合い・学び合い・豊かな生活を創り出す心と力をもった子どもの育成を目指したいです。

また、保護者・地域の皆さん・学校がトライアングル(三角形)に手をつないで、みんなが協力して子どもを育てる環境を作り、学んで良かった、学ばせて良かった、協力して良かったとみんなが思うことの出来る学校を作りたいと思います。

■座右の銘は・・・

「人事を尽くして天命を待つ」です。

保健室オープン

 桔梗が丘南公民館に開設された桔梗が丘地区の「まちの保健室」の開所式が3月10日、関係者80人が出席して開かれ、亀井利克市長は「高齢化が進んでいるなか、ある面では支えられても、違う面で支えるという、支え合って行く社会をつくらなくてはならない」と、あいさつ。

 同保健室は、月曜日から金曜日までの午前8時半から午後5時15分まで、介護福祉士の北畑美那子さんと、看護師の井戸本千枝子さんが勤務、高齢者の健康相談、子育ての悩みの相談にあたる。

 まちの保健室は、保健センターを市民に一歩近づけたもので市内14公民館につくるもの。桔梗が丘は第一号。福祉の理想郷を目指す名張市がモデル市として選ばれたもので、労厚省は職員を2年間、名張市に派遣して、理想郷実現を指導する。

 3月28日、南公民館で健康教室が開かれ、シルバープラザ学級(池田公一学級長)の人たち40人が「まちの保健室とは、どんなとこ」と、北畑さんらから説明を受けた。この日は健康教室が開催され、バランスがとれた食生活の講話を聴いたり、椅子に座ったままできる「かぞえうた体操」を教わった。また、保健委員の人たちから健康に対するアドバイスも受けた。