ききょう通信 7月18号
水上デッキはやめる


 本年4月13日より、まちづくり委員会の山崎雅章会長直属の10号公園整備委員会が発足、市担当者も交え、6回の検討を行った。市の整備基本方針(桔梗が丘造成以前からの貴重な自然を守り、同時に人々が憩える場とする)と昨年9月の代議員総会決議に基づき、まちづくり委員会答申、整備検討委員会答申、調整会議の結果の3案の相違点について、必要な調整を行った。メンバーは、広く全住民に公募し、区長会、まちづくり委員会、代議員会にも参加を呼びかけ11名が集まった。会議は多数決はとらず、話し合いで解決するという方法で行った。

 22日の第2回代議員総会に提案する修正事項は次の通り。

公園内の照明灯については、明るいと便利な点はあるが、一方で好ましくない利用など、問題点も考えられ、時間消灯だと困ることもある。また、夜間の公園利用は推奨できないし、防犯上もよくない、1基数十万円以上の設置費用と維持管理費用は大きな負担、大災害時には使えなくなる。さらに、希少動植物、野鳥に悪影響を及ぼす、通勤時の通過利用などは、自己責任でお願いすると言うことで、設置しないことになった。

池の水上デッキ(木道)は、調整会議で業者の提案に応じて採用されたものだが、数千万円の設置費用と、その後の維持管理の手間、費用が大きな負担となる。また、水鳥が営巣しなくなり、希少動物の生育阻害や、危険性を増すとも考えられ、設置しないこととなった。

バリアフリー園路については、池を1周、場所に応じて狭くしたり、広くするなどと変更。

 沈砂池については、水路と共に浅い水辺に親しめるものとして整備。

駐車場は設置し、各入口は車いすは通れるが、バイクや自転車は入れないよう工夫する。

東屋は車いすも入れる大きなものに変更する。こんご、公園利用規程や維持管理の問題もあるので、委員会では住民の検討委員会への積極的な参加を呼びかけている。

活動補助金


 まちづくり委員会では福祉や、世代間交流などをねらいとした住民活動に10万円を上限に事業経費の半額を補助しているが、事業が3年を経過、補助する活動がマンネリ化しているため、新たな団体、グループの申請を呼びかけている。桔梗が丘全体にまたがる活動に対しては委員会活動として取り上げるほか、学生など手持ち資金が足りない場合は全額補助も検討。

 平成17年度は▽桔小あしなが会の「思い出づくり計画」(キャンプなど)に10万円▽同花時計を作ろう会に10万円▽東小の演劇鑑賞会(劇団ポプラの「ピーターパンとウエンデイー」に10万円▽123ラジオ体操会に1万円(参加賞、皆勤賞)▽2番町三角公園に防災倉庫(リヤカー含む)設置10万円▽3番町区民に防災笛5万4千円▽サポートハウス・いこいのエコ農園に5万円▽8番町1区に駐車禁止看板など5万円▽南小30周年記念事業(花壇)に10万円▽4番町に防災テントなどで5万4千円▽2番町のどんど行事に1万5千円▽8番町1区の児童公園の安全整備に3万5千円の計12件に補助した。

 申請12件の合計額は82万1千円だったが、うち2件については消耗品や、市から補助金を受ける案件で、補助金の二重取りになる可能性がある、として一部が削られ、交付金額は計76万8千円となった。

 半数が区の活動に占められて、委員会が期待した既存の団体に属さず、草の根的な活動が少ないため、補助対象を再検討している。また、審査についても委員会を設置、必要に応じて申請者に面談、事業の説明を受けることにしている。委員会(公民館内)では「こんな活動は対象になりませんか」という問い合わせを待っている。

 桔梗が丘夏祭り 8月19日(土)


 桔梗が丘まちづくり委員会は恒例の「桔梗が丘夏祭り」をことしは8月19日(土)、商店街(1、3番町)のバス通りを午後3時半から、歩行者天国にして開催する。雨天で中止する場合は翌20日(日)に順延。  

 商店街通りで開くのは3年目だが、道の両側の歩道には区や、各種団体に遊びや、食べ物の夜店を出してもらい、祭りを盛り上げる。催しは名張桔梗丘高校の吹奏楽団によるパレードのほか、よさこいソーラン、天正みだれ太鼓などのアトラクション、商品券が当たる福引などがある。

 また、盆踊りは名張音頭や江州音頭で楽しんでもらう。駐車場は桔梗が丘小、桔梗が丘中グラウンドのほか、近鉄百貨店のB館を午後10時まで開放してもらう。 夜店は区や、こども会など団体が、当てもんや、焼き鳥、金魚すくいなど出店する計画。このほか、5番町、南、西地区と桔梗が丘駅前を結ぶシャトルバスを運行する。

よさこいソーランも


 まちづくり委員会では夏休みに児童を対象に開く、桔′ずセミナーにことしは「よさこいソーラン」を加えた。太鼓とともに桔梗が丘夏祭り(8月19日)への出演を目指す。7月27日、8月3日、10日、17日(毎週木曜日)の午後3時から2時間で、太鼓は午後5時から2時間、それぞれ桔梗が丘公民館で開く。申し込みは公民館(рU5―1206)で、各教室も定員になり次第に締め切る。

7月22日に代議員会


 桔梗が丘まちづくり委員会は7月22日(土)午前10時から、桔梗が丘南公民館で第2回の代議員会を開く。議題は10号公園(自然公園)の整備計画の市への答申を修正する案件と、代議員総会にかかわる会則の改訂の二件で、委員会では住民活動の補助金制度の見直し、桔梗夏祭りについての報告も行う。

代議員は会員(住民)の代表として、理事会が提案する議案を審議、議決する機関。委員会では意見のある人は各区の代議員に要望してほしい、と呼びかけている。

防災クラブが特別表彰


 青色回転灯で防犯パトロールをしている桔梗が丘防犯クラブ(森亥之輔代表、15人)がこのほど県警本部、県防犯協会から特別表彰された。

 同クラブは昨年4月、青色回転灯パトロールの許可を受け、団地内を昼夜、パトロールして、住民に防犯意識を促している。

お元気でしたか


 桔梗が丘地区社会福祉協議会と、同民生児童委員協議会共催の「高齢者(80歳以上)のつどい」が5月28日、桔梗が丘公民館であり、155人の元気なお年寄りが参加、楽しいひとときを過ごした。亀井利克市長も来賓として出席、お年寄りをねぎらった。

 桔梗が丘には80歳以上のお年寄りが650人余りが住んでいる。この日は94歳の八木つきみさん(西1番町)を最高令に90歳代13人も参加した。毎年やってくる人も多く、顔を合わせて、互いの元気ぶりを確かめ合っていた。また、日頃の生活の情報交換もしていた。昼食のあと、80歳以上の人も交えた大正琴の演奏、南さわやかクラブ会長、手塚守雄さんのハーモニカ演奏を聴いた。最後に伊賀音楽療法研究会の指導で、こどもの頃、口ずさんだ「茶摘み」「夏はきぬ」など合唱して、昔を懐かしんだ。

ききょうの人
〜地域の中で学ぶ〜

 桔梗が丘南小校長
            竹内英雄さん

 住まいは桔梗が丘ですが、昭和50年に東大阪市の中学校で先生としてスタートしました。昭和57年より桔梗が丘中・比奈知小・教育委員会・赤目小・つつじが丘小を経て今年4月から桔梗が丘南小の子どもと楽しく接しています。

■縦のつながりを意識
 南小では「たてわり班」を作り学校生活や行事の中で「縦のつながり」を意識しています。また学校や町の中で保護者や地域の皆さんともつながりを持ち、人との出会いの中からたくさんの勉強をさせていただける環境作りが大切だと思います。

■お互いの交流の場に
 以前は700人だった児童数も現在は176人で学年1クラスとなり、空教室を活用して「郷土まなび館」を設けました。120点程の昔の生活用品などを展示して子ども達や保護者の皆さんに見て頂くと共にお互いの交流の場にしています。

■安全サポーターの協力
 地域の皆さんには防犯・交通安全のために御協力いただくおかげで、安全で安心した学校生活を送ることが出来て大変感謝しております。
 4年前の冬の朝、子ども達の安全を見守る安全サポーターのおじさんが事故で命を落とされた悲しい出来事があった横断歩道の横で、今も毎日そっと手をあわせる子ども達の姿があり事故を知る高学年から低学年に命の大切さや感謝の心を伝えています。

■「郷土まなび館」の充実を
 今後は、「郷土まなび館」をもっと充実させて今以上に地域との交流を深めて、子ども達には勉強だけではなく心豊かな人間に育つよう心を配りたいです。

いきいきサロンに亀井市長が飛び入り参加


 5月1日、3番町集会所で開かれた、いきいきサロンに亀井市長が飛び入り参加、14人のお年寄りと、福祉の理想郷について話したり、タケノコご飯を一緒に食べたりして、いきいきサロンを体験した。
 「一度サロンを体験したいと思っていました」と、訪問。そして「3番町が空き家を改造して集会所にされたのが、ヒントになり夢づくり広場の事業が実現しました」「3番町はいきいきサロンのモデルです。人生90年、健康で充実した生活を送っていただきたい」と、お年寄りをいたわっていた。
 夢作り広場事業は、地域の福祉活動の拠点とする小規模複合施設を市内の各所に設けるもので、住宅を改装する場合、市は100万円を上限に改装費や、備品の費用を補助するもの。

防災教室に250人


 2番町が6月18日、3区合同の防災教室を開いた。区内のいっせい清掃をしたあと、三角公園で消防本部と、市危機管理室の指導で、テンプラ火災の消火、煙り体験、消火器の扱い方など教わった。また、危機管理室の提供で非常食を味わった。

 4月に行った消火器の共同購入で古い消火器が集まり、それを利用して消火器の扱いの指導を受けた。ほとんどの人が初体験とあって、おそるおそる火点に近寄り、火柱に消火剤を放出していた。また、非常食は2番町婦人防火クラブの人たちが一度調理して乾燥してあるコメ、具に熱湯をそそぎ、20分蒸らして作るという手順で250食を作り上げた。試食した住民たちは「おいしいけど、食べないですませたいものですね」と、話していた。

ごみゼロに汗


 ごみゼロ・ローラー作戦2006が行われた6月4日、桔梗が丘ではまちづくり委員会の呼びかけで、100人が駅前公園などで汗を流した。翌5日は名張桔梗丘高校の生徒が通学路などで、ごみを拾い集めた

 駅前公園では百貨店で弁当を買って食べた人が弁当がらをほったらかしにしているケースが目立った。また、コンクリートの台座ごとごみカゴが丘の斜面にころがしてあった。参加者は燃えるごみと、燃えないごみを分別して回収車にのせていた。

 名張桔梗丘高校では5日の放課後、100人が3つの班に分かれて、通学路などで空き缶や、ごみを拾い集めた。生徒たちは「ごみ拾いをすると、ポイ捨てはしないでおこうという認識がうまれます」と、話していた。