ききょう通信1月21号                                                                 2007
受益者負担金相当分を近鉄が負担

 名張市は、桔梗が丘団地の第1汚水処理場区域の1番町全域、2,3,4,8番町の一部、計1118戸を8月に近鉄管理から公共下水道に切り替えます。問題視されていた受益者負担金は近鉄が受益者負担金相当額を負担することで、市との話し合いが決着。これにより住民の負担はなくなりました。
 受益者負担金は下水道事業の費用の一部を利用者が負担するもので、宅地1平方メートル当たり478円と定めている。桔梗が丘団地の場合、施設(下水管など)の耐用年数を50年として残存価値を30%認めた。このため宅地1平方メートル当たり335円に設定。300平方メートル(90坪)の場合100,500円となる計算だった。
 同団地の場合は、排水管など施設は開発した近鉄が造り、住民は入居時から下水道の生活をしていて「いまさら、何を負担するの?」と言う認識だった。
 今回の移管で近鉄が痛んでいる管などの施設の補修費用を一部負担することで、市は残存価値を100%と認め土地所有者個々の負担を減免することにしました。
 下水道料金は水道使用量で計り、一般は10立方メートルまでの基本料金が1ヶ月1575円、11〜20立方メートルまでが1立方メートル当たり162円、21〜30立方メートルまでが1立方メートル当たり178円で、前月のすいどう使用量で算定します。視の平均水道使用量24立方メートルで推定した場合、下水道使用量は3907円となります。現在、近鉄が下水処理を委託している夢真総合設備の場合は固定で1ヶ月2600円。1ヶ月の水道使用量16立方メートルが分岐点で使用量がこれを超える場合は高くなる。
 一方、残る区の編入は桔梗が丘西2,3,4,5番町が平成20年、今回の編入から外れた第2処理場の区域の2,3,5,6,7番町の一部と西1,西6番町は平成23年、第3処理場の5番町の一部と桔梗が丘南は平成24年、中村コミュニティプラントと西7番町は平成27年以降となります。今回該当する区域の説明会は2月10日から5回にわたり桔梗が丘公民館で行われます。

10号公園整備 3月末でほぼ完了

 自然公園(10号公園)の整備は3月末で富士講田池を巡る延長500メートルの園路と、池の西側の東屋の建設工事でほぼ終わり、19年度は枯れ松の伐採や園路沿いの低木の植栽など仕上げにかかります。
 公園整備計画は昨年水上デッキをやめ、幅4メートルの園路を2メートルにするなど大きく方向転換した。現在、冨士講田池の周囲に幅2メートルの園路をめぐらす工事が行われています。園路は表面を土で固めて自然を壊さない工法が取られています。
 また、当初3棟としていた東屋は冨士講田池の西側に一基のみ造ります。6番町川の沈砂池と冨士講田池をつなぐ水路周辺が低いため、幅2メートル長さ10メートルの橋を架けます。また消防署横に6台分の駐車場を設けます。これらの幸治は3月末で終わり、公園整備はほぼ完了し19年度は枯れ松の伐採や植木の植栽程度になります。

規約改定委員会

 桔梗が丘まちづくり委員会も発足して3年を経過し、すみよいまちづくりに向けて様々な活動を行ってきましたが、今後更に自主的にまちづくりを進める上でいくつかの問題も浮かび上がってきました。委員会では規約改定委員会(武田恵世委員長、委員現在10名)を立ち上げ住民が自由に参加し民主的に民意を集約してよりよいまちづくりを推進していくのに相応しい仕組み、組織を目指し委員会の会則を見直し改定の作業に着手しました。既に数回の会合が持たれ、従来からの市条例に基づく区長制度との関連や住民の意見を代表する代議員制度の見直しなどを中心に大筋がまとまりつつあります。
 委員会では19年度に作業を終え20年度から改定された会則を適用する予定であるが、桔梗が丘のまちづくりの根幹に係わる事なので途中からでも興味のある方の参加を呼びかけています。詳しくは公民館までお問合せ下さい。

楽しかった!元気になった!
 11月23日桔梗が丘公民館で開催された「ききょう健康まつり」は午前の部のウォーキングでスタート。80人余りが東山ふるさと公園を散策しました。午後は公民館で健康チェック。歯や骨量測定、親子クッキング、体操などに順番待ちの長い列が出来るほどでした。「年より若いって!」「久しぶりの体操で体が軽くなったわ!」と参加者の軽やかな声。歯医者さん、セントラルフィットネスクラブ、健康つくり隊、主催者の方々に感謝。最後にビンゴゲームでおおいに盛り上がり元気とおみやげを手に楽しい一日でした。
1月14日 三角公園でどんど
 桔梗が丘2番町の三角公園で1月14日に小正月の行事「どんど」が行われる。2番町区が伝承行事として続けているもので、今年は着火時間をこれまでより1時間遅らせて午前6時からとし、9時まで行います。他の番町からの参加を呼びかけており、区では参加者に豚汁で温まってもらい、前日に作っておいた屋形に火をつけ、火柱を囲んで新しい年の発展や幸いを祈ります。しめ縄など正月飾りや古いお札、習字などを焼き、その火で焼いたお餅を食べると「頭が良くなる」「風邪を引かない」などさまざまな言い伝えがあり、火柱を囲み日の出を見ることも子どもたちとっては良い体験になり参加を呼びかけています。
中2番町バス停50メートル移動
 三重交通伊賀営業所は1月15日から、桔梗が丘2番町4街区の桔梗が丘中央線側道の中2番町バス停をライフアート前交差点東側(国道165号線より)50メートルの側道に移転させます。循環バスとナッキー号は桔梗が丘駅前から本線上を走り、ライフアート前交差点から側道に入るルートになります。
 ライフアート前交差点は、本線、側道にそれぞれの信号があり、側道の信号が「青」になるのに時間がかかるため、バスが慢性的に遅れていました。このため同交差点までは信号が変わるのが早い本線を走って側道に入ることにしたものです。