名張市は、桔梗が丘団地の第1汚水処理場区域の1番町全域、2,3,4,8番町の一部、計1118戸を8月に近鉄管理から公共下水道に切り替えます。問題視されていた受益者負担金は近鉄が受益者負担金相当額を負担することで、市との話し合いが決着。これにより住民の負担はなくなりました。
受益者負担金は下水道事業の費用の一部を利用者が負担するもので、宅地1平方メートル当たり478円と定めている。桔梗が丘団地の場合、施設(下水管など)の耐用年数を50年として残存価値を30%認めた。このため宅地1平方メートル当たり335円に設定。300平方メートル(90坪)の場合100,500円となる計算だった。
同団地の場合は、排水管など施設は開発した近鉄が造り、住民は入居時から下水道の生活をしていて「いまさら、何を負担するの?」と言う認識だった。
今回の移管で近鉄が痛んでいる管などの施設の補修費用を一部負担することで、市は残存価値を100%と認め土地所有者個々の負担を減免することにしました。
下水道料金は水道使用量で計り、一般は10立方メートルまでの基本料金が1ヶ月1575円、11〜20立方メートルまでが1立方メートル当たり162円、21〜30立方メートルまでが1立方メートル当たり178円で、前月のすいどう使用量で算定します。視の平均水道使用量24立方メートルで推定した場合、下水道使用量は3907円となります。現在、近鉄が下水処理を委託している夢真総合設備の場合は固定で1ヶ月2600円。1ヶ月の水道使用量16立方メートルが分岐点で使用量がこれを超える場合は高くなる。
一方、残る区の編入は桔梗が丘西2,3,4,5番町が平成20年、今回の編入から外れた第2処理場の区域の2,3,5,6,7番町の一部と西1,西6番町は平成23年、第3処理場の5番町の一部と桔梗が丘南は平成24年、中村コミュニティプラントと西7番町は平成27年以降となります。今回該当する区域の説明会は2月10日から5回にわたり桔梗が丘公民館で行われます。
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