ききょう通信2月22号                                                                 2007
受益者負担金相当分を近鉄が負担

 名張市は、桔梗が丘団地の第1汚水処理場区域の1番町全域、2,3,4,8番町の一部、計1118戸を8月に近鉄管理から公共下水道に切り替えます。問題視されていた受益者負担金は近鉄が受益者負担金相当額を負担することで、市との話し合いが決着。これにより住民の負担はなくなりました。
 受益者負担金は下水道事業の費用の一部を利用者が負担するもので、宅地1平方メートル当たり478円と定めている。桔梗が丘団地の場合、施設(下水管など)の耐用年数を50年として残存価値を30%認めた。このため宅地1平方メートル当たり335円に設定。300平方メートル(90坪)の場合100,500円となる計算だった。
 同団地の場合は、排水管など施設は開発した近鉄が造り、住民は入居時から下水道の生活をしていて「いまさら、何を負担するの?」と言う認識だった。
 今回の移管で近鉄が痛んでいる管などの施設の補修費用を一部負担することで、市は残存価値を100%と認め土地所有者個々の負担を減免することにしました。
 下水道料金は水道使用量で計り、一般は10立方メートルまでの基本料金が1ヶ月1575円、11〜20立方メートルまでが1立方メートル当たり162円、21〜30立方メートルまでが1立方メートル当たり178円で、前月のすいどう使用量で算定します。視の平均水道使用量24立方メートルで推定した場合、下水道使用量は3907円となります。現在、近鉄が下水処理を委託している夢真総合設備の場合は固定で1ヶ月2600円。1ヶ月の水道使用量16立方メートルが分岐点で使用量がこれを超える場合は高くなる。
 一方、残る区の編入は桔梗が丘西2,3,4,5番町が平成20年、今回の編入から外れた第2処理場の区域の2,3,5,6,7番町の一部と西1,西6番町は平成23年、第3処理場の5番町の一部と桔梗が丘南は平成24年、中村コミュニティプラントと西7番町は平成27年以降となります。今回該当する区域の説明会は2月10日から5回にわたり桔梗が丘公民館で行われます。

10号公園整備 3月末でほぼ完了

 自然公園(10号公園)の整備は3月末で富士講田池を巡る延長500メートルの園路と、池の西側の東屋の建設工事でほぼ終わり、19年度は枯れ松の伐採や園路沿いの低木の植栽など仕上げにかかります。
 公園整備計画は昨年水上デッキをやめ、幅4メートルの園路を2メートルにするなど大きく方向転換した。現在、冨士講田池の周囲に幅2メートルの園路をめぐらす工事が行われています。園路は表面を土で固めて自然を壊さない工法が取られています。
 また、当初3棟としていた東屋は冨士講田池の西側に一基のみ造ります。6番町川の沈砂池と冨士講田池をつなぐ水路周辺が低いため、幅2メートル長さ10メートルの橋を架けます。また消防署横に6台分の駐車場を設けます。これらの幸治は3月末で終わり、公園整備はほぼ完了し19年度は枯れ松の伐採や植木の植栽程度になります。

規約改定委員会

 桔梗が丘まちづくり委員会も発足して3年を経過し、すみよいまちづくりに向けて様々な活動を行ってきましたが、今後更に自主的にまちづくりを進める上でいくつかの問題も浮かび上がってきました。委員会では規約改定委員会(武田恵世委員長、委員現在10名)を立ち上げ住民が自由に参加し民主的に民意を集約してよりよいまちづくりを推進していくのに相応しい仕組み、組織を目指し委員会の会則を見直し改定の作業に着手しました。既に数回の会合が持たれ、従来からの市条例に基づく区長制度との関連や住民の意見を代表する代議員制度の見直しなどを中心に大筋がまとまりつつあります。
 委員会では19年度に作業を終え20年度から改定された会則を適用する予定であるが、桔梗が丘のまちづくりの根幹に係わる事なので途中からでも興味のある方の参加を呼びかけています。詳しくは公民館までお問合せ下さい。

桔梗グリークラブコンサート
 昨年12月23日、桔梗グリークラブの第1回の発表会となる「お披露目クリスマスコンサート」がありました。指揮者・藤原保信先生とピアノ伴奏・福岡真由美先生、団員27名による合唱は木やり唄を皮切りにローレライ、マイウェイなどの合唱があり、中程には藤原先生から歌のプレゼントがあった。後半はミラーボールが輝く中でのクリスマスソングで会場はクリスマス一色に染まりました。最後は団員が練習に練習を重ねた「ハレルヤ」のコーラスで全16曲を締めくくった。
どんど 賑わう
 桔梗が丘2番町の三角公園で1月14日に小正月の行事「どんど」が行われ、約100人が新しい年の安全を燃え盛る火柱に祈りました。着火時刻を昨年より1時間遅らせて午前6時としたため、小学生も早起きしてきてくれました。前日に竹・わら・薪などで組んでおいた屋形に年男の人たちが火をつけました。
 真っ暗闇の中、勢い峪燃える火柱に参加者たちはしめ縄等の正月飾りや習字時などを火に放り込み焚き上げた。中には1年間の答案用紙を持ってきた児童もいました。
 2番町の婦人部が豚汁で接待し「美味しい」とお代わりをする人もいて、用意した160杯分はすべてなくなりました。参加した皆さんは炭火になった火を囲んで地区の事・健康の事な銅を話し合っていました。
ニューイヤーを祝う
 まちづくり委員会恒例のハッピーニューイヤーききょうフェスタが1月6日桔梗が丘公民館で開かれ200人の児童とお父さんお母さんが、かげ絵ショーを見たり凧作りなどをして楽しみました。講堂でききょうが丘のかげ絵グループ・ぼちぼちいこうか(森田純子代表,12人)の公園「3枚のお札」などを鑑賞した後、中浩さん(1番町)の指導で凧を作りました。まず凧がなぜ上がるかの原理を聞いた後、思い思いの絵を書いた紙と竹で凧を作りました。また、湯浅栄津さん(2番町)らの指導の折り紙では、小物入れや忍者の手裏剣を折りました。この後参加者は、自治振興部会が作った赤飯と豚汁を食べたり、お菓子屋台村で好きなお菓子を6つ選べるイベントも楽しみました。