いいまち桔梗が丘 ききょう通信・24号(2007年6月)
 
元気もらいました
 桔梗が丘地区の社会福祉協議会と、民生児童委員協議会共催の「高齢者(80歳以上)のつどい」が5月27日、桔梗が丘公民館であり、元気なお年寄り160人が参加、久しぶりに会った友だちと手を取り合って無事を確認したりして、楽しいひとときを過ごした。
 最高齢者は102歳の山村さがみさん(4番町)。
しゃんと背を伸ばし、和服を着こなしていた。司会者に紹介されると、立ち上がってあいさつ、会場に元気をふりまいていた。会では座っていてもできる体操をしたりして体をほぐしたあと食事。午後からは昨年、桔梗が丘に誕生した「桔梗グリークラブ」のコンサートを楽しんだ。「花」「おぼろ月夜」の会場合唱では歌詞をみることもなく、声を張り上げていた。また、3番町、石川正昭さんの太鼓と歌で、元気をもらった。来賓として出席した亀井利克市長は「生涯、現役のまちをつくりたい」と、会場のお年寄りを激励していた。
 桔梗が丘には80歳以上のお年寄りは514人が住んでいる。村上さんは「ひとりで百貨店に買い物に行きますし、食べたいものは自分で作っています」と、元気な日常生活を披露し、お弁当もきれいにたいらげていた。昼食のあと、3番町の歌手、石川正昭さんの歌の太鼓のほか、桔梗が丘小3年生48人が「茶摘み」など4曲を合唱し、お年寄りたち一人ひとりに手紙を贈った。ひ孫に当たる可愛いこどもたちに声をかけてもらったお年寄りたちは目をほそめていた。
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2番町2区が防災教室
 2番町2区が5月20日、防災教室を開いた。区内をいっせい清掃したあと、三角公園で県から派遣を受けた地震体験車に130人が乗り、震度7という大きな揺れを体験した。県が新しく導入した新鋭車で東海地震・東南海地震で想定されている揺れ「震度7」を実感したが、とても立ってはおれず、体験した人たちはテーブルにしがみついていた。
 同区は昨年四月に消火器を、ことし1月に火災警報器の共同購入を実施したほか、毎年春、防災教室を開いている。この日は地震の揺れの体験のほか、水を放水する訓練用の消火器で、消火器の扱い方や、けが人の応急処置の仕方など教わった。消火器はピンを抜くこつを会得するのが経験になり、区民はピンを抜いて、噴射する水を目標に向けて発射していた。また、危機管理室から提供を受けた、五目ご飯の非常食を味わったが「結構いける」と、評判は上々だった。
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地域で協力を
 東小こどもを守る会は3月24日(土)、南公民館でまちかどトークを開催、廃止となったスクールガート制度について、市の見解をただした。亀井利克市長は「今後はひとり立ちしていただき、地域で子どもたちを守っていただきたい」と話し、15年にスクールガート制度を始めたとき、地域全体で子どもを守る仕組みに発展させる手立てを考えるべきだった、と反省点を話した。
 スクールガード制度は、池田小の悲劇を二度と起こしてはならないという反省点から、平成15年に始められたもので、名張市では21の小学校に一人、有償の見守り員を置いた。とくに行動規範を市が示さなかったことから、各学校でスクールガードの行動に格差が生まれた。
 この制度は国の雇用対策の面から取り上げたこともあって、国の補助が無くなり、市は財政難から単独事業として継続することをやめ、18年度で終わることとなった。市はスクールガードを下地にして、地域全体でこどもを守るという、運動に発展させることが出来なかった。
 「突然やめるということはあまりにも唐突で、やめるなら次の策をたててからにすべきだ」と市の無策を追及したが「地域の防犯力を高めていただいて、地域全体でこどもを守っていただきたい」と、答えるにとどまった。
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6月16日ホタル鑑賞会
 桔梗が丘まちづくり委員会は6月16日(土)午後7時半から、シャックリ川でホタル鑑賞会を開く。南公民館に集合して、伊賀自然の会の加納康嗣さんの案内で、シャックリ川のホタルを見る。 小学生以下は保護者同伴で、申し込みは公民館(TEL65-1206)
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ステーション化には強烈にノー
 家庭ごみの有料化とステーション化を盛り込んだ素案の説明会が4月28日(土)、桔梗が丘公民館で開かれたが、ステーション化に対する反対意見に終始し、「今日の意見を『大勢が反対』と、集約して再度、素案を練り直して説明会を開いてほしい」という意見が出され、市側も再度の説明会の開催を約束した。
 市は「ごみゼロ・リサイクル社会を目指すアクションプログラム」を見直した素案の説明会を各地区で開いているが、4月28日の桔梗が丘公民館での説明会には160人が出席した。家庭ごみの有料化は大(45リットル)80円、中(30リットル)50円、小(20リットル)30円というもので、有料化と合わせて行う施策として、桔梗が丘の一部(4000世帯)で各戸収集となっている収集方法をステーション化するというもの。
 ステーション方式について市は効率性、経済性、地域間のサービスの格差をあげている。これに対して出席者は「各戸収集は桔梗が丘に入居のさいの条件だった」「各戸収集は自分の家の前に出すことによって責任の所在がはっきりし、モラルが守られている。ステーションにするとだれが出したごみか分からないので、無責任に出され、分別のモラルは崩壊する」
 「仮にステーションにする場合、道路は交通の障害になるので公園にステーションを置くなど公共の場を活用すべきだ」「全体の41%を占める事業系のごみの値段(現在は1キロ3円)を他市並の1キロ16円〜10円に値上げして、数字を出した上でなければ家庭ごみの有料化は認められない」などの意見が出された
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障害者への取り組み必要
 平成19年度の桔梗が丘地区社会福祉協議会の総会が5月13日(日)、桔梗が丘公民館で開かれ、高齢者福祉、地域の子ども支援、防災・防犯意識の情報支援を重点目標にした平成19年度の事業計画、予算が審議され、原案通り採択された。事業計画の審議の中で、障害者への取り組みや、活動資金の問題で活発な討議が行われた。
 評議員の江南登美さん(5番町)、西尾雄子さんから(3番町)から「高齢者の精神的なケアが必要になってきた。また、障害者への取り組みが事業計画にないのはどうしたわけか」「障害者が自立して暮らすグループホームへの住民の理解と、支援が必要だ」という質問が出された。
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団塊の世代に参加呼びかけ
 桔梗が丘まちづくり委員会の平成19年度の総会が4月21日(土)、桔梗が丘公民館で開かれ、18年度の決算、19年度の活動方針と、それに伴う予算案が理事会から提案され、代議員によって承認された。委員会も5年目に入り、山崎雅章会長は「安心安全なまちづくりには地域の各層の住民の活動が欠かせない。団塊の世代にも部会員として参画してもらいたい」と、呼びかけた。また、「区長会との連携、調整を図り、情報を共有して、協力体制を強化する」、「4年が経過し、会則を委員会の力量にあったものに見直す」
と活動方針を説明、「自然公園(10号公園)は6月までに整備が終わり、公民館改修は今年度中に設計、工事が始まる」と、当面の課題を話した。
 役員(任期2年)は、会長を引き続いて山崎会長がつとめ、副会長には4番町区長の吉野孝司さんと、西6番町区長の福田武さんが就任。また、部会長は保健福祉に仁科昌之・2番町3区区長、教育文化には南3番町の竹原啓子さんが新しく就任、他は再任となった。
 19年度予算は委員会活動の一般会計の収入が住民からの会費98万円、市の交付金695万円、繰越金307万余円。おもな事業支出は敬老行事、健康まつりなど保健福祉費285万円▽ごみ拾いローラー作戦など環境費20万円▽桔,ずセミナーなど教育文化費24万円▽火災警報器の普及、救急訓練などの生活安全費16万円▽広報費49万円▽桔梗が丘夏まつり、ききょうフェスタの

(山崎会長)
自治振興費105万円▽公民館改装のさいの設備積立金100万円などで、このほか、児童の登下校時の安全対策費として120万円を計上しており、計1100万余円。
 公民館特別会計は、収入が市からの委託交付金1594万余円▽公民館使用料など290万円▽繰越金175余円など計2060円。支出は給与費942万円▽管理費878万円▽運営費91万円などが主なもの。
 予算質疑で「繰越金が多すぎる」「保健福祉費が敬老会(205万円)に偏り過ぎている。高齢者に対する事業は年間を通じてやってほしい」などの注文がつけられた。 
 【亀田議長】
 桔梗が丘まちづくり委員会の代議員は任期満了にともない、新しいメンバーになった。任期は2年。議長には4番町の亀田博一さんが、副議長には南1区の佐田勝彦区長を選んだ。代議員会は総会のほか、臨時総会、懇談会など年数回、会合をもち、委員会が提案する議題を審議する

(亀田議長)
(代議員は次の人たち。敬称略)
辻森保蔵、菅原直人、森永泰子、百地稔雄、坂本忠士、光井遼、福井賢一、
辻井政教、亀田博一、上田博、朝日正雄、黒河弘文、岸潔、渡辺保、新谷宏、
野邊薫、奥田宏、高槻茂夫、原田忠義、武仲元男、坂本直司、伊藤郷雪、
田中崇夫、佐田勝彦、西澤俊樹、筧芳彦、田中実、平山憲二、長澤誠一、池之上慎次 
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ロータリーで剪定
 シルバー人材センター剪定部の桔梗が丘班の人たちが3月26日(月)、近鉄桔梗が丘駅前のロータリーの垣根のマメツゲを剪定した。桔梗が丘班は2番町、各務正彦さんら10人で団地の住宅の剪定を請け負っているが、本格的な春を前に駅前ロータリーをきれいにしよう、と行ったもの。
 ロータリーには市の駐車場があるほか、昨年12月、桔梗が丘区長会が30周年を記念して、時計塔を建てた。周囲には高さ50センチほどのマメツゲが50本ほど植えてあるが、手入れはなされていない。各務さんたちは時計塔ができ、乗降客の注目を浴びるようになったロータリーをきれいにしよう、と半日かけて刈り込んだ。
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地域で協力を
 東小こどもを守る会は3月24日(土)、南公民館でまちかどトークを開催、廃止となったスクールガート制度について、市の見解をただした。亀井利克市長は「今後はひとり立ちしていただき、地域で子どもたちを守っていただきたい」と話し、15年にスクールガート制度を始めたとき、地域全体で子どもを守る仕組みに発展させる手立てを考えるべきだった、と反省点を話した。
 スクールガード制度は、池田小の悲劇を二度と起こしてはならないという反省点から、平成15年に始められたもので、名張市では21の小学校に一人、有償の見守り員を置いた。とくに行動規範を市が示さなかったことから、各学校でスクールガードの行動に温度差が生まれた。
 国が雇用対策の面から取り上げたこともあって、国の補助が無くなり、市は財政難から単独事業として継続することをやめ、18年度で終わることとなった。市はスクールガードを下地にして、地域全体でこどもを守るという、運動に発展させることが出来なかった。
 「突然やめるということはあまりにも唐突で、やめるなら次の策をたててからにすべきだ」と市の無策を追及したが「地域の防犯力を高めていただいて、地域全体でこどもを守っていただきたい」と、答えるにとどまった。